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健康シリーズ HEALTH


顔写真第19回「消化器疾患シリーズ 〜最近の癌治療〜3」

水島協同病院 内科
 渡辺 悟志

肝細胞癌(HCC)の治療

 HCCは、超音波(エコー)、CT、MRI、血管造影など画像的に診断しています。腫瘍の大きさ、数、存在部位、肝予備能、さらに転移の状態から治療が選択されます。
 治療方法には、

(1)肝動脈塞栓療法(TAE)
 HCCの主な栄養血管である動脈を塞栓物質で選択的に塞栓(血流遮断)することで腫瘍を壊死に至らしめる(兵糧攻め)方法。血管造影下に行われます。

(2)経皮的エタノール注入療法
 アルコール(エタノール)のもつ組織固定作用を利用して動瘍を壊死させる方法。エコー、穿刺針を腫瘍に刺してアルコールを注入します。

(3)マイクロ波凝固療法(MCT)
 マイクロ波(二、四五〇MHz程度=電子レンジ)による摩擦熱により腫瘍を熱凝固壊死させる方法。腫瘍に電極針を刺して治療します。

(4)ラジオ波焼灼治療(RFA)
 ラジオ波(四六〇KHz:電気メスと同じ周波数帯)により腫瘍を熱凝固壊死させる方法。MCTと同様に腫瘍部に針を刺して治療します。最近はMCTより安全性が高いことにより主流となっています。

(5)リザーバー動注法
 肝動脈内にカテーテルを留置し抗癌剤を反復投与する方法。

(6)肝切除(外科治療)
 最近は手術技術の進歩や安全性が、高まり、手術する症例が増えています。さらに以前では無理と思われた多発性HCC症例でも減量肝切除として積極的に治療されるまでになっています。

(7)肝移植
 HCC末期の症例に行われてはいますが、少数例です。保険適応がないため自費となっています。数千万円は必要とのことです。わが国の肝移植は、主流は生体肝移植です。1989年から今までに1500例以上施行されています。

 以上の治療法から、まず局所療法:局所壊死療法あるいは肝切除療法が選択されます。その後は、その効果をみて治療法が決められます。以前に比し治療効果がよっており、癌もこわくない時代になりつつあります。

写真
内針を展開させるRFA針


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