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健康シリーズ HEALTH

顔写真 第21回「帯状疱疹(ヘルペス)について」

水島協同病院 皮膚科医長
倉橋克文

 帯状疱疹とは水痘(水ぼうそう)帯状疱疹ウイルスによるウイルス感染症です。このウイルスの初感染では水痘となりますが、水痘治療後もウイルスは知覚神経節という脊髄の一部に潜伏感染という形で残存します。その後に免疫低下などの誘因でこのウイルスが再活性化し、知覚神経に沿ってその分布領域の皮膚に発症するのが帯状疱疹です。

 症状としては、体の片側だけに帯状に出てくるのが特徴で、最初は疼痛から始まります。数日後軽い隆起のある紅斑(赤い発疹)が出現し、さらに小水疱を伴うようになり、それらが皮(かさぶた)になって治癒します。

 治療には、抗ウイルス薬を使いますが、この薬はウイルスの増殖を抑える薬なので、できるだけ早期から使用することが必要です。特に老人では帯状疱疹後神経痛という後遺症を残すことがあるので、注意を要します。

 重症化し易い要因は、高齢であること、悪性腫瘍や膠原病などの基礎疾患があること、免疫抑制薬などの治療を受けていること、罹患部位が三叉神経領域(顔面)であることなどです。眼囲に皮疹がみられる時は角膜ヘルペスに注意を要し、皮疹が耳介に及んでいるものでは耳鼻科的な治療が必要なこともあります。

 水痘帯状疱疹ウイルスは極端な免疫不全状態にある人を除けば、水痘にかかったことのある人には感染しません。かかったことのない人には感染する可能性があり、その場合には水痘として発症します。そうはいっても普通の帯状疱疹では皮疹にしかウイルスが存在しないため、水痘の既往がない人でも直接皮疹に触れるなどの濃厚な接触がなければ感染することはありません。このような理由で水痘の既往のない小児との濃厚な接触は避けるべきであると言われています。

 急性期(病気の初期)はなるべく安静を保つ必要があり、皮疹が皮になって乾いてきたら少々の疼痛があっても固執しないように早めに日常生活に戻ることが大切です。

 高齢などの要因により、疼痛が残ってしまった場合は、ペインクリニックなどを受診し、痛みのコントロールが必要となることもあり、後遺症のリスクの高い方は早い時期から痛みの専門的治療を受けていただくケースもあります。


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