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健康シリーズ HEALTH

顔写真第43回:心臓の病気…健診からわかることは?


玉島協同病院診療科長 進藤 真

六月から老人健診や基本健康診査が始まりました。健診では心電図や血液、尿検査などを行い、健康状態の判定を行います。心臓の病気については主に心電図と健診時の診察所見を参考にして、判定を行います。健診だけで、たくさんある心臓の病気を性格に診断することは困難なことも多いのですが、今回は健診からわかる心臓病についてお話したいと思います。

心電図
 心電図検査では各種の不整脈、狭心症、心筋梗塞、心臓の肥大、心臓の筋力の障害などを見つけることができます。不整脈や狭心症の場合、その発作中でなければ心電図の異常が出現しないことがあります。心電図の検査時間はせいぜい一〜三分程度なので、健診で異常がないからといって安心はできません。不整脈や狭心症を疑う場合については、ホルター心電図(二十四時間連続でとる心電図)や運動負荷心電図、心筋シンチなどの精密検査をおすすめしています。心筋梗塞の場合はその発症時はもちろん、以前に心筋梗塞を起こされた方でも心電図上に異常所見が残ります。糖尿病や高齢者の方では無症候性心筋虚血といって、胸痛のない心筋梗塞もあり、ご自分が心筋梗塞を起こしたことを知らず、心電図で始めてわかったという方もおられます。心臓の肥大や心筋障害といった異常所見は高血圧の影響や心筋症という心臓の筋肉の病気、弁膜症などの結果として出現するものです。健診で心臓肥大の診断があれば、心臓エコー検査などの精密検査をおすすめしています。

図
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診察所見

 心臓の病気はさまざまな変化を引き起こします。聴診器では心音から、不整脈による心拍の乱れを指摘したり、心臓の中にある弁の異常(弁膜症)や、先天的な心臓の異常(心室中隔欠損、心房中隔欠損など)によって、生じる雑音を聴きとったりすることができます。身体に生じるむくみや表面から観察できる血管の状態、肺から聞こえる雑音などから、心不全の状態を知ることもできます。診察から、何らかの異常が疑われた場合は、心臓の病気が何であるかを確実に診断するために、心臓エコーなどの精密検査をおすすめします。
 以上のように心電図と診察によって指摘される病気もありますが、その病気の程度や種類によって異常を認めないものも多くあり、診断には限界もあります。

気になる症状があれば
 心臓の病気の場合はその発見のために、動悸や胸のえらさ、胸の痛み、息切れなどの症状が重要となります。気になる症状があれば、健診の受診時には必ずそういったことをお話ください。また、最近増加している狭心症や心筋梗塞といった動脈硬化によって引き起こされる病気は高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、喫煙者など危険因子を持つ方に多く出現します。健診などで、これらの危険因子を指摘された方は、一度、循環器科への受診をおすすめします。


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