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健康シリーズ HEALTH

第77回:水虫の悩み解消 予防と対策の秘訣 みずしま診療所皮膚科 戸田 志保 医師
みずしま診療所皮膚科 戸田 志保
 今年も 「ジメジメムシムシ」 の季節がやってきました。 水虫で悩んでいる人もたくさんいると思います。 そこで 「水虫の予防と対策」 についてみずしま診療所皮膚科戸田志保医師に話を聞きました。

3つのタイプ
 
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図1 趾間型
夏に向かい暖かい季節になると、 あの嫌な季節がやってきます。 足のかゆみやゆびの間のじくじくする症状を伴う 「みずむし」 です。 皮膚科外来でもこの季節になるとたくさんの水虫の患者さんが受診されます。 水虫は白癬菌というカビが皮膚に寄生することによりおこる感染症です。 この菌は高温多湿の環境で活発に成るためこの時期に症状が出やすいのです。 水虫のタイプには(1)趾間型(足の指の間の皮が、湿って白くふやけて乾くと皮がむけます) 図1 (2)小水疱鱗屑型(しょうすいほうりんせつがた)(土踏まずや足の外側部分に小さな赤い水ぶくれができ、 激しいかゆみを伴います。 水ぶくれは破れると液が出ますが、 やがて乾き皮がむけてきます) 図2
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図2 趾小水疱鱗屑型間型
 (3)角化型 (かかとなど角質が厚い所に、 白癬菌が奥深く入り込んで皮膚がかたくなり、 やがて足の裏全体に広がっていくタイプでかゆみはなく、 冬乾燥するとひび割れて痛くなります。 水虫と気付かず高齢者が放置する場合が多い) の3つのタイプがあります。 白癬菌が爪に感染すると爪白癬といい、 爪が白く分厚くなってくることがあります。

外用は3〜6カ月が目安
 
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図3 白癬菌の標本
診断は顕微鏡検査を行い、 皮膚の鱗屑に白癬菌を認めれば簡単に診断がつきます。図3
 治療は抗真菌剤の外用が中心ですが難治の場合や爪白癬は内服療法を行います。 外用治療によって1、 2カ月でほとんどの人は症状が改善し治療を中断してしまう人が多いですが、 白癬菌は皮膚の角層のケラチンを食べて住みつき、 繁殖しているため、 足の裏のように角層の厚い部分には皮膚表面の菌が死んでも角層の深い部分に残り、 また症状を繰り返すパターンが多いため、 なかなか水虫が完治しないようです。 外用は最低3カ月、 難治の方は6カ月の外用を目安にしてください。

女性も増加傾向
 白癬菌自体の感染力は強くはありませんが、 水虫の人が素足で使用したスリッパ、 浴室の足ふきマット、 カーペットなどは感染源となります。 スリッパの共有はしない、 マットやカーペットはこまめに取り替え、 掃除機をかけ清潔にしましょう。
 近年では女性の水虫も増加しています。 温泉やスポーツクラブに行ったり、 ブーツを履く機会が増え、 ライフスタイルの変化に伴ったものです。
 水虫は放置すると傷口から雑菌が入り、 足が腫れ痛みが出てきたり、 素人療法でかぶれを起こしてしまうケースも多いため疑わしい症状のある方はお早めに検査、 治療を受けられることをお勧めします。
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