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健康シリーズ HEALTH

第99回:患者さんと深い信頼関係 拡充計画も具体化
水島協同病院透析室
水島協同病院臨床工学技士 中務 恭江
透析機械を操作する看護士
 透析療法は、機能が著しく低下した腎臓の働きを補う治療です。透析治療を受けている人は全国で27万人とされ、その数は年々増加しています。水島協同病院は透析療法を行う県内有数の施設として高い評価を受けています。

 透析室は、腎臓が正常に働かなくなり、尿が作り出されなくなった患者さんが治療を受ける場所です。体内から血液を取り出し、機械に通して毒素や溜まった水分を抜いてきれいになった血液を体に戻します。この透析治療を週3回、1回に4〜5時間かけて行います。
 現在、109人の患者さんが治療を受けていて、40台ある透析装置コンソールが毎日フル稼働しています。

医師4人と看護師14人 
 紳士的で頼りになる杉山先生、とても声が大きく説明がわかりやすい金平先生、透析室の優しいガリバー稲葉先生、いつでもサラッと爽やかな山崎先生の、透析担当医4人。意志の強い師長、大ベテランの主任をはじめ、心優しい看護師14人。大きくて頼もしい主任を筆頭に若々しい臨床工学技師9人。この3つの職種が力を合わせて治療にあたっています。
 治療中は患者さんの体調の変化に特に気をつかいます。それに加えて、家での出来事や若い頃の話などを聞かせていただき、和気あいあいと楽しむ気持ちを持つ中で、体のケアだけでなく心のケアもしていく心構えでいます。患者さんとは、何年も、長い方で30年以上の間関わっていくため、家族のような深い信頼関係が築けています。患者さんが組織している腎友会の歩く会、カラオケ同好会、年1回の日帰り旅行などに積極的に参加しています。私たちには、病院の枠を越えて“患者さんとスタッフ”という関係以上のつながりがあります。今年は11月に淡路島へ日帰り旅行を計画していて、みんなが今から楽しみにしています。

透析室を大幅に拡充します
 透析療法に対する需要は年々高まっています。そうした期待に応えるために、水島協同病院は年度内に透析室の拡充をする計画をすすめています。
 透析室を病院1階に移し、65床以上の透析ベッドスペース(現在の2倍)を確保し、当初は50床を稼動させる予定です。
 詳しい内容は、他の改修計画と合わせて改めて紹介します。

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