第139回:シリーズ健康D |
健診制度が、特定健診と変更になった時から、腹囲を測定するようになり、皆さんもよく耳にされご存じの方も多いかと思います。 お腹の周りに脂肪が溜まっていて、高血圧・高血糖・脂質異常といった状態を2つ以上併せ持ったことを、メタボリックシンドロームと言います。高血圧・高血糖・脂質異常それぞれの危険因子は、1つだけでも動脈硬化を引き起こす危険性を持っています。そして、ごく軽度であっても複数重なると、お互いに影響し合って、動脈硬化を進行させてしまい、その結果脳卒中や心筋梗塞など、死に繋がる病気を発生させる危険が高まります。 そこで、生活改善が必要となります。いろいろありますが、今回は次の5つの予防ポイントを紹介します。 @ゆっくり時間をかけて食べましょう。 早食いは肥満のもと。一口30回噛むようにすれば、少量で満腹感がえられます。 Aお酒や間食のとり方を工夫しましょう。 お酒は高カロリーなので、おつまみは低カロリーか、食物繊維の豊富な物を。間食は、少し高価な物にし、大事に(少量)食べるなどとり方を工夫しましょう。 B禁煙でメリットは多数あります。 口腔内や肺がきれいになり、タバコ代も節約できます。周囲の人からも迷惑がられません。 C減量は、焦らずにゆっくりとおこないましょう。 過度の減量はリバウンドのもとです。1カ月1〜2sの減量を目安に、継続できる生活を改善でおこないましょう。 D体を動かせば運動になります。 散歩やそうじ、子どもと遊ぶ、洗車なども運動になります。じっとしていないで、少しでも体を動かしましょう。 |