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健康シリーズ HEALTH

顔写真第29回「疾患シリーズ 歯科矯正治療について紹介」

水島歯科診療所
医長 辻 重真

矯正治療の意義とは
 新学期も始まって、各学校ではそろそろ歯科検診が行われていることと思います。近年では、虫歯や歯肉炎のチェックに加えて不正咬合(好ましくない歯並び、噛み合わせ)のチェックも行われています。不正咬合には、(1)叢生(乱ぐい歯)、(2)上顎前突(出っ歯)、(3)反対咬合(受け口)、(4)開咬(一部が咬合していない)などの種類があります。これらの咬合(噛み合わせ)は、噛みにくい・虫歯や歯周病にかかりやすい・見た目が悪いなど、様々な問題を持つ場合が多く、矯正治療を行って、咬合の改善を図っておいたほうが良い場合が多いようです。

矯正治療は発育にあわせて
 矯正治療は、永久歯列になって以降、成人してからでも治療できますが、成長・発育に合わせて行ったほうがより効果的に行えます。歯並びは、小学校低学年から中学校入学までの数年間で、乳歯が抜けて、永久歯列に生えかわっていきますが、適切な時期に適切な治療を行った方が良い場合があります。学校歯科検診などで、虫歯や歯肉炎・不正咬合のチェックがあった場合はもちろん、乳歯の抜けるのが遅いとか、永久歯がおかしな方向に生えてきたといったことが見つかれば、ぜひ歯科医師の診断を受けられることをお勧めします。

気軽に相談を
 歯並びについて気がかりの方は、子供さんはもちろん成人の方もお気軽に各歯科診療所のスタッフに相談してください。歯並びの状態についてや必要と思われる治療の内容について、また治療費の概略についてなど、できるだけていねいに説明いたします。

矯正装置の説明
矯正装置には様々な種類のものがあり、口の中に入れる装置としては、取り外しのできるものと固定式のものがあります。固定式の装置では金属のものと目立ちにくい白色のものがあります。
また歯を移動させた後には、まわりの骨がおちつくまで保定装置という取り外しのできる装置の使用が必要となります。
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歯科矯正希望者に朗報!
今年度より倉敷医療生協の全ての歯科診療所で矯正治療が受けられます…
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 今年度より倉敷医療生協の全ての歯科で、矯正治療が受けられます。歯科矯正の診療に関しましては、当医療生協の歯科が七院所になったことに伴い、担当医が各診療所を巡回することの困難さから、01年度より「新たに矯正治療を始める方は全てコープくらしき診療所へ」というお願いをして参りました。遠方からの来院など大変ご迷惑をおかけしましたことと存じます。「近くの歯科診療所でも矯正をしてほしい」との組合員の強い要望があること、また、矯正担当医の養成もでき、条件が整ったことを受けて、この四月から以前のように倉敷医療生協の全ての歯科で矯正治療を行うことと致しました。学校検診で歯並びの異常を指摘された方、歯並びが気になっておられる方は、まずはそのご相談から、倉敷医療生協の各歯科診療所にご予約のお電話を、お気軽にお願い致します。


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