第85回: 乳がん検診 水島協同病院が国の研究施設に 研究参加者(受診者)を募集中 40歳代女性が対象 |
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水島協同病院 外科医長 石部 洋一 |
厚生労働省は、第3次対がん総合戦略研究として、がん対策のための戦略研究「乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための、ランダム化比較試験」を2007年よりはじめています。水島協同病院は、その研究に今年度から参加できるようになりました。水島協同病院外科医長石部洋一医師に話を聞きました。 水島協同病院ではじまる研究について紹介します。国(厚生労働省)の研究として、乳がん検診の研究が始まりました。皆さんもご存じのように、女性のがんの罹患率は乳がんが最も多く、特に若い世代の女性に発生率が高いという特徴をもっています。ですから、精度の良い検診で早期発見・死亡率の減少をめざすには、今回紹介する研究が大変重要な役割を果たします。 施設の選考基準クリア? 水島協同病院が参加する研究は、厳しい選考基準をクリア?し、参加できる施設は全国でたった27施設だけに絞られました。その内の一つに水島協同病院が選ばれました。質の高い乳がん検診の実施と、厳しい試験に合格したスタッフが検診に従事する基準を満たしていることが条件でした。 最適な検診方法の検討 今回の研究は、40歳代日本人女性における、最適な乳がん検診の方法を検討することです。研究では、マンモグラフィ+視触診の群と、マンモグラフィ+視触診+超音波検査を併用する群に対象者を無作為に割りつけ、乳がんの死亡率減少効果に差があるかどうかを検討します(下図参照)。 この研究を、皆様の協力で成功させ、乳がんで命を失う女性を未来から減らし、幸せで健康な未来を手に入れられたらと願っています。 ![]() 研究参加者が守ること 参加中の2年間だけは研究の質を高め、未来に正しい答えを出すため、研究参加者には守っていただかなくてはならないことがあります。 対象は40歳代女性で、今まで乳がんにかからず、5年以内に他の癌にもかかっていない方です。 1回目の検診から約2年後に次の検診を受けてもらいますが、途中で検診(1年後)を受けることはできません。もちろん、研究参加中にご自分で異常を感じた方は、外来受診をしていただくことは可能です。 精密検査が必要と知らせがあったときは、必ず指定の医療機関(水島協同病院)で精密検査を受けてもらいます。 研究には皆様の自由意思で参加していただきます。研究を成功させるために、多くの方の参加が必要です。ご協力をよろしくお願いします。 *問い合わせ 水島協同病院地域保健課(086-444-3211) |