インフルエンザの流行する季節がやってきました。小児科の高山裕規医師に予防接種を中心に話を聞きました。(編集部)
風邪の親玉
今年もインフルエンザが流行する冬が近づいてきました。インフルエンザは、風邪の親玉です。普通の風邪より、肺炎・気管支炎・熱性けいれん・中耳炎・脳症などの合併症があり、特にお子さんやお年寄りが重症になることがあります。
慢性病の人は注意を
また、慢性の病気、例えば気管支喘息・心臓病・てんかん・腎臓病・糖尿病などを持っている方も、インフルエンザで重症になるおそれがあります。そこで、少しずつ型が変わるインフルエンザに対して、予防接種を毎年することによって、重症化しにくくすることができます。
早めの予約を
今年の予防接種はA型2種類B型1種類のウイルスに効果があります。A型の1つに、昨冬流行していた新型インフルエンザウイルスも含まれています。ですから、今年のインフルエンザ予防接種は1回するだけです。なお、13歳未満のお子さんは、3〜4週間あけて2回することになります。
倉敷市では、今年から接種費用が、全ての医療機関で同一料金に統一されました。(別表)倉敷医療生協の各医科診療所では、インフルエンザ予防接種を予約制で実施しています。
予防接種をしてから約3週間しないと効果が出てきませんので、早めに接種してください。

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