第113回:冬の健康管理その1
免疫力を高めて身体を動かす |
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みずしま診療所保健師 岡 梨絵 |
急に寒くなったので、体調を崩されている方もいるかと思います。冬の健康管理のポイントをまとめましたので、参考にしてください。
健康管理のポイント
 風邪をひかないように注意しましょう
食 事
免疫力を高めましょう。柑橘類や野菜に多く含まれているビタミンCには免疫力を保つ働きがあります。また、レバーやにんじんなどに多く含まれるビタミンAは、風邪などのウイルスの侵入口である粘膜の健康を保ちます。ほうれん草などの青野菜や、ブロッコリー、かぼちゃなどはビタミンA・Cをともに多く含んでいるので積極的に摂りましょう。
環境整備
風邪などを引き起こすウイルスは、低温で乾燥した場所を好みます。加湿器を使ったり、濡らした衣類を干したりするなど工夫しましょう。
衣 服
衣服の開口部をしっかりふさぐと、身体の熱が逃げにくくなり、保温効果が高まります。マフラーや手袋、靴下などを上手に使いましょう。
入 浴
寒くなると血液の循環が悪くなります。手足や腰などがいつも冷たいという人は、ゆっくりお風呂につかることをおすすめします。脱衣所を温かくして、38度から40度くらいのぬるめのお風呂に、10〜15分程度ゆっくりつかりましょう。
運 動
家に閉じこもりがちで運動不足になりやすい季節ですが、体力を保ち、肩こりや腰痛などのトラブルを防ぐためにも、積極的に身体を動かしましょう。
かぜ予防
風邪の原因の大部分はウイルス感染によるものです。「手洗い・うがい・マスク」を心がけましょう。また、インフルエンザの場合は、風邪に比べて重症化しやすいので、早めに予防接種したり、人混みを避けるといった注意が必要です。
これらのポイントを参考に健やかで、快適な冬の生活を過ごしましょう。
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