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健康シリーズ HEALTH

第182回:歯科シリーズC 外出困難な高齢者をサポート

阿新歯科診療所 歯科医師 石井 大貴

超高齢社会と言われる今、高齢者の歯科治療の要求は、高くなっています。

治療やメンテナンスのためには、歯科診療所に来院することになりますが、さまざまな理由で来院できない人もいます。

体が不自由な方、移動手段がない方、入院中の方などです。このような患者さんのために7つの歯科診療所では歯科往診を行っています。

歯科往診では、むし歯の治療、冠の作成、歯を抜くこと、入れ歯の作成・調整を行うことができます。新見地域では介護施設、病院、障がい者施設など多数あり、さまざまな理由から往診を希望されることが最近多くなってきています。病院などでは、「入れ歯の調子が悪いようだ」と看護師から家族に提案があり、歯科の往診が始まったりします。

ST(言語聴覚士)から「入れ歯の調子が悪いので食べ物をやわらかい物にしないといけない、だから入れ歯を咬めるようにして形のあるもので食事がしやすくなるようにしたい」。娘さんから「歯がないと何を話しているのかよくわからないので、どうにかしてほしい」。さまざまなことから治療が始まります。

治療を行うと、すべての患者さんではないですが、いきいきとされるようになったり、しっかりと話されるようになります。地域の中の病院、介護施設、そこで働くささまざまな職種や家族と連携し、歯科治療を行うことで、食事の楽しみ、転倒防止、しゃべりやすくなる可能性が高くなります。

更に生活のハリや、生きる意欲にもつながると思います。

歯科往診に行ける時間や曜日の制約がありますが、歯に関してお困りのことがありましたら気軽に歯科診療所に電話をしていただけたらと思います。

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