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健康シリーズ HEALTH

第189回:知っておきたい薬のはなしC
目薬(点眼薬)≠フ正しい使い方

水島協同病院 薬剤師 齋藤晃大

普段なにげなく使っている目薬ですが、実はちゃんと使えていない人が多いのではないでしょうか。今回は、目薬(点眼薬)の正しい使用方法について紹介します。

1.手を洗う

手を石鹸できれいに洗います。濁っている目薬や、錠剤・散剤等を溶解してから使用する目薬はよく振ってから使用しましょう。

2.目薬をさす

眼薬は顔を上に向け、片方の手で下まぶたを軽く引いて、目から離して1滴さします。 黒目の真ん中にさすより白目にさした方が怖くなく、上手にさすことができます。

―注意点―
  • ・眼薬をさす時、容器の先がまぶたやまつ毛・目に触れないよう気を付けましょう。まつ毛のバイ菌や涙、目やにが容器の先端に付着し汚染に繋がります。また、容器の先端が眼球に当たると、眼球が傷付く可能性があります。
  • ・目薬をさす量は1滴が適量です。多くさしても目の外へ流れるだけです。
  • ・2種類以上の目薬をさす場合は、5分程度時間を空けます。間を空けずにさすと、前にさした目薬が後にさした目薬で洗い流されてしまいます。
  • ・目薬をさし忘れた時は、気付いた時に決められた1回分の量をさします。ただし、次にさす時間が近い時は、その時にはささず次の時間からさすようにしましょう。

3.目を閉じる

眼薬をさした後は目をパチパチしないで1〜2分ほど目を閉じ、目頭を軽く押さえて下さい。目薬が涙で流されにくくなります。
目の周りにあふれ出た目薬は、放っておくと皮膚が赤くなったり、痒くなったりすることがあるので、清潔なガーゼやティッシュで拭き取りましょう。

4.保管・管理

日光や熱に弱いものがあるため、付属の袋に入れて直射日光の当たらない涼しいところ、必要な場合は冷蔵庫で保管しましょう。品質低下の問題があるため、使い始めた目薬は1か月経てば破棄し、新しいものに変えます。ただし、種類によっては使用期限の短いものもあるので注意しましょう。使用した眼薬を他の人にあげたり、もらったりしないようにしましょう。
目薬も正しい使い方をしないと充分にその効果を発揮出来ないことがあります。ご不明な点は薬剤師にお気軽にご相談下さい。

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