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健康シリーズ HEALTH

第205回:知っておきたい栄養のはなしG糖尿病を予防する食事

水島協同病院 管理栄養士 岡 紗千子

11月14日は世界糖尿病デー。インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日です。糖尿病について周知する重要な機会です。

糖尿病は、血糖値を下げるインスリンというホルモンがうまくはたらかなくなることで、慢性的に血糖値が高くなる病気です。糖尿病が進行すると、目や腎臓・神経など全身に合併症を起こします。
 糖尿病、合併症を防ぐために、きちんと血糖をコントロールすることが重要です。

食事のポイント

糖尿病予防の食事は、特別な食事ではありません。栄養バランスのよい食事を心がけましょう。

@食事を楽しむ

食べてはいけないものは、ありません。量とタイミングに注意が必要です。

A腹八分目に

「しんどいほど満腹」は食べすぎです。食事量を調整しましょう。

Bゆっくり食べる

ヒトの満腹中枢は、食べ始めて20分後から、はたらくといわれています。食べすぎを防ぐためにも、味わいながら20〜30分はかけて食べましょう。

C欠食やドカ食いはダメ

1日3食、規則正しく食べましょう。

献立で大切なこと

糖質を重ねない

糖質は、ごはん・パン・麺類などの主食に多く含まれます。例えば、ラーメンにチャーハンを合わせると、麺と米で「糖質の重ね食べ」になります。
 うどんにおにぎりなども同じです。主食に主食を重ねないように注意しましょう。

食物繊維をとる

野菜や海藻類に多く含まれる食物繊維には、食後の急激な血糖値の上昇を抑えるはたらきがあります。また、よくかむことで満足感が得られやすく、食べすぎ防止にもなります。
 野菜や海藻類だけでなく、ごはんに玄米を混ぜたり、パンはライ麦や胚芽・全粒粉のパンを選んだりしましょう。
 主食も工夫することで、食物繊維をとることができます。

食事のほかに

糖尿病にかぎらず、生活習慣病には適度な運動も大切です。軽い運動を習慣づけることで、血糖値が上がりにくい体になります。
 「2階・3階ならエレベーターをできるだけ使わず、階段を利用する」など、日常生活でもちょっとしたことで糖尿病予防に役立ちます。

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