第213回:知っておきたい長寿のはなしC |
健康事業部 管理栄養士 垣内 春菜 |
食が細くなって体重が減ってはいませんか。食事量の減少などによる体重減少や栄養不足は、フレイルにつながってきます。 欠食をしない・間食で補給を1日1食や2食になっていませんか?食事をぬくと1日に必要な栄養素をとることが難しくなります。 高齢期は食が細くなりがちですが、食欲がないときもなるべく食事はぬかないようにしましょう。少量を何度かに分けて食べるか、おにぎりやサンドイッチなどを間食として食べるようにしましょう。 主食・主菜・副菜をそろえる主食・主菜・副菜のそろった食事は、単品の食事に比べてバランスがよくなります。朝・昼・夕それぞれバランスよく食べることで、より効率よく栄養素を吸収することができます。 たんぱく質をとる肉・魚・卵・大豆製品・乳製品には、筋肉量の維持に必要なたんぱく質が多く含まれています。 動物性たんぱく質(肉・魚・卵・乳製品)と植物性たんぱく質(大豆製品)の両方をまんべんなく食べましょう。たんぱく質は、高齢期に不足しやすい栄養素なので、十分とることが大切です。 カルシウムをとる高齢期は、骨折や転倒をしやすくなります。牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品にはカルシウムが多く含まれ、骨の健康の維持に有効です。 楽しい食事を一人でなく、友人や家族と一緒に食事をすることで食欲が高まるといわれています。友人や家族とのコミュニケーションを楽しみながら、バランスのよい食事を心がけましょう。 ![]() 仲間で楽しくバーベキュー ![]() 家族そろっての食事 |