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健康シリーズ HEALTH

顔写真第13回「子どもたちの野菜嫌いを考える」

水島協同病院 小児科医長
高山 裕規

(1)野菜を食べさせるのも七転び八起き
 子どもたちを抱えるお母さんにとって、毎日の食事の献立は頭痛の種だと思います。中でも、お母さんが健康のため良いと考えて作った野菜料理を、子どもたちがなかなか食べてくれないことは、ないでしょうか。今回、子どもたちがどうして、野菜を嫌うのか考えてみましょう。
 まず、私のことから考えてみます。私は昭和三十年代前半の生まれです。私が物心ついた頃は、おかずの大部分が野菜でした。つまり、昔は野菜を食べないと、おなかいっぱいにならなかった時代だったので、食べざるえなかったのでした。ところが、現代の子どもたちは、周りにいっぱい野菜以外の食べ物があふれているので、食べなくてもすんでしまいます。
 また私の場合、春菊など香りが強く苦味がある野菜や、野菜臭さや渋みがあるものは苦手だったと記憶しています。ところが今の私は、鍋物などする時に春菊は、なくてはならない存在です。そのため、我が家の猫の額ほどの農園には、春菊が冬場の欠かせない作物となっています。つまり、私たち大人も、野菜を何度も何度も食べているうちに、だんだん慣れて食べられるようになってきたのです。もちろん、中には二度と口にしなくなった野菜もあるかもしれませんが。
 さらに悪いことに、子どもの方は、生まれながらにして、苦味や酸味などを避ける習性があるそうです。それをうまく乗り越えて、慣れていかないと好んで食べるようにならないそうです。
 こういった子どもたちの習性を、違った側面から研究した人がいます。Birchさんは、子どもたちが、それまで食べたことがない新しい味(野菜など)に、慣れて好んで食べられるようになるまで最低何回かかるかを調べました。(いろんなこと調べる人がいるもんですね!)それには、なんと最低でも八回は必要だそうです。つまり、お子さんが一回や二回食べないからといって、あきらめちゃいけません、(確かにたいへんなことですよね)お母さんがんばって!

▼今回の格言
―子どもに野菜を食べさせるのも、七転び八起き―

 子どもたちに野菜を食べさせるという難事業へのアドバイスは、まだまだ続く!

写真 写真
「ごちそうさまでした!」聖和保育園の給食風景
みんなで食べれば野菜もおいしい!

顔写真第14回「子どもたちの野菜嫌いを考える」

水島協同病院 小児科医長
高山 裕規

(2)ジュースや清涼飲料水の飲み過ぎに注意!
 子どもさんを持つお母さんとお子さんの食事について話す時、最近多いのが「うちの子は、少食なんです」と言う言葉です。そのお子さんを見ると、多くはさほどやせているほどでもありません。
 さらに、日頃の食事の様子を聞くと「好きなものを、少し食べてやめてしまう」「野菜などは、ほとんどはしをつけない」というのです。それでも、決してガリガリにやせていることはないのです。
 さて、成長期の子どもたちが、何も食べずに大きくなるわけはありません。何かを飲んだり食べたりしているはずです。
 さらに詳しく聞くと、「健康のために100%果汁や野菜ジュースを飲ませています」と言う言葉です。さらに、「どれくらい飲みますか。」と聞いてみると、「コップ三〜五杯」です。これで納得しました。コップの大きさにもよりますが、ジュースや清涼飲料水を一日300〜500 (コップ二〜三杯)以上飲むと、血液の中の糖分が上昇して、食欲はガタッと落ちます。だから、好きなものしか食べないのです。さらに、ジュースとチョコレートやスナック類が加われば、子どもたちはほとんど食べられません。
 このように飽食の時代に生きる子ども達は、間食であるはずのお菓子やジュースをだらだら摂取して、本当の空腹を知らない場合が多いのです。だから、キャンプへ行ったりして、何も間食せずに作ったカレーの時など思い出してください。子どもたちが日頃食べないようなニンジンなども食べてしまったりしませんでしたか。
 昔の人は、いいこと言ったものです、「空腹は最大のソースである」と。野菜を含めて、何でも食べる子どもたちに育てるためには、間食を最低限にして、適度な空腹が、必要不可欠なのです。そのためには、ジュースや清涼飲料水や乳酸菌飲料等を自宅の冷蔵庫内に買っておくのはやめましょう。のどが渇いたら、年中お茶で十分なのです。

▼今回の格言
―ジュースや清涼飲料水は、過ぎたるは及ばざるがごとし!―

子ども達に、野菜を食べさせるという難事業へのアドバイスは、まだまだ続く!

写真 写真
血糖が急上昇してしまう清涼飲料水
給食おいしいな(聖和保育園にて)

顔写真第15回「インフルエンザに対して強い味方ができました!」

水島協同病院 小児科医長
高山 裕規

 今年もインフルエンザが流行してきました。
 インフルエンザは、毎年冬に必ず流行するカゼの親玉です。普通の風邪より重症になることが多い病気なのです。
 水島協同病院へも、インフルエンザが重くなって、肺炎・気管支炎・熱性けいれん・中耳炎などをおこし、入院されるお子さんが毎年数十人にのぼります。この恐ろしいインフルエンザに対して、今年から強い味方が、二つできました。
 一つ目の味方は、インフルエンザかどうか調べる検査です。のどを綿棒で少しこするだけで、三十分から一時間で結果が出ます。さらに、インフルエンザのA型かB型の区別も付けてくれます。現在のところ、インフルエンザA型とB型が両方流行しています。
 二つ目の味方は、薬です。インフルエンザウイルスに有効な薬ができました。特に大人や37.5kg以上の子どもさんは、A型でもB型にも両方効く薬です。受験を控えたお子さんなどへは、強い味方になるかもしれません。
 ただし、38度以上の熱などの症状が出だして、48時間以内に飲まないと十分効きません。高い熱やのどの痛み、体の節々の痛みやだるさがあったら、できるだけ早く病院を受診してください。なお、この薬は市販の薬にはなく、医療機関でしか出せません。
 なお、予防接種も有効なのですが、接種して効果が出るまでに三週間以上かかります。その上に、小児では四週間あけて二回しないといけないので、例年十月中旬から12月までで、ほぼ終了しています。
 再度繰り返しますが、インフルエンザらしい症状が出たら、我慢せずできるだけ早く医療機関を受診して下さい。

インフルエンザが流行する理由
●寒さや乾燥で、鼻やのどの防御機能が低下している
●低湿・低温でウイルスの感染力を維持する
●大勢が室内に集まり、ウイルスが充満しがち
これらの条件が重なる冬は、インフルエンザウイルスに感染しやすい。感染を防ぐには、これらの逆を心がける、すなわち室内の乾燥を防ぎ、こまめに換気することが大切。

写真 写真
モリモリ食べて元気いっぱい!!
(聖和保育園)
インフルエンザに負けないでね
(聖和保育園)

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