倉敷医療生活協同組合 私たちは利用者満足向上のために、全事業所でISO9001の認証を受けています WEB版医療生協 組合員一人ひとりの、日々の活動をご覧ください。たゆまぬ地域との協力・共同が、保健・医療・介護の未来を切り開いていきます。

健康シリーズ HEALTH

顔写真第17回「消化器疾患シリーズ 〜今話題のピロリ菌と潰瘍の関係は?〜」

水島協同病院 消化器医長
多賀 康博

はじめに
 日本人になじみ深い胃・十二指腸潰瘍にヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)が深くかかわっていることがわかり、その治療法が大きく変貌しています。
 ピロリ菌は、鞭毛という足を持ったらせん型の細菌で、胃内に棲み着いています。最近の研究では、ピロリ菌は胃・十二指腸潰瘍だけでなく、胃がんや胃悪性リンパ腫の発生にも関連があるとされ注目を集めています。

ピロリ菌の発見方法は?
 ピロリ菌の発見方法には、内視鏡で胃粘膜を採取して検査する方法と内視鏡を使わない方法があります。
 後者には尿素呼気検査(検査薬服用前後の呼気中の炭酸ガスを検査)があり、胃の一部だけにわずかなピロリ菌がいても見落としが少なく信頼性の高い検査です。当院でもいち早く尿素呼気試験を導入し、日常診療で活用しています。

新しい治療法は?
 従来の治療法は、胃酸を弱める薬や胃酸から粘膜を保護する薬を服用することや、ストレスの軽減、規則正しい生活など生活習慣を改善することが治療の主体となっていました。しかし、これらの治療ではいったん潰瘍が治っても、繰り返し再発することが問題でした。
 そこで登場したのが「ピロリ菌の除菌療法」です。胃・十二指腸潰瘍患者さんの約80〜90%がピロリ菌に感染しているといわれ、ピロリ菌の除菌療法は日本でも2000年11月に保険適応になり、当院でも日常診療に活用しています。

おわりに
 日本人には「胃の具合が悪い」と訴える人が多いといわれています。その場合、胃・十二指腸潰瘍のことや、潰瘍と同じような症状を示す胃がんなどの悪性腫瘍のこともあります。症状のある場合には「以前からあるものだから、もう少し様子をみておこう」とか「どうせ潰瘍だから、大丈夫」と放置したりせず、早めに受診の上、適切な治療を受けて快適な日常生活を送ってください。

写真「これが尿素呼気テストの機械です。
とても簡単な検査です!」
と、谷口祐一臨床検査技師

一覧リストに戻る
navi:
TOPページ
更新履歴
理事長あいさつ
組合理念・品質方針
いま医療生協は
組合の歩み
定款Web閲覧用
運営組織
プライバシーポリシー
ファミリーフレンドリー
女性活躍
諸規程・各種帳票
CSRレポート
健康づくり
事業所の紹介
診療スケジュール
地図
求人案内
先輩スタッフからのメッセージ
看護奨学生の募集
バックナンバー
健康シリーズ
トピックス
イベント情報
機関紙配布協力者募集中
リンク集

©倉敷医療生活協同組合 2000- ホームページ内のコンテンツ・写真等の無断転写、転用を禁止します。