第65回:「初夏の恵み」の食事 | |
水島協同病院 管理栄養士 小川 満子 |
夏は食欲もなくなりがちです。活力ある生活をおくるためにも「血液サラサラ」「イライラ防止」の食事について、水島協同病院の小川管理栄養士にレシピの紹介をしてもらいました。 ●夏バテ防止 これから夏に向かい、暑い日も多くなってきます。暑さに負けて食欲がなくなると、夏バテになってしまいます。夏本番を迎える前に夏バテ防止と、血液サラサラの体になるよう、初夏の恵みの材料を使った料理を紹介します。 ●血管老化防止 ニラは疲労回復の働きをするビタミンB1を多く含み、さらにビタミンB1を体内に長くとどめて効力を持続するアリシンが入っているので、スタミナがつきます。ネギ類と栄養価は似ていますが、抗酸化作用のあるビタミンA、Eを豊富に含むのがニラの特徴です。 血管の老化を防ぎ、血液サラサラに効果的です。 タマネギにはアリシンのほかに、トリスルフィドが含まれています。これは血栓ができる最初の段階に作用し、血小板の凝集を遅らせる働きがあります。また、タマネギの苦味成分のケルセチンは血液をサラサラにするだけでなく、脂肪の吸収を抑える働きもあります。 これから旬を迎える野菜を料理に取り入れ、初夏の恵みを味わってみてください。
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