第212回:知っておきたい長寿のはなしB |
健康事業部 フレイル予防責任者 守屋 桃子 |
フレイルを予防するには、「運動」と「栄養」そして「社会参加」が重要となります。社会参加とは、どのようなことでしょうか? 一人ぼっちにならないこと、しないこと![]() ウオーキング休憩中 会参加していない高齢者に比べ、社会参加している高齢者は、生活満足度や自尊心が高く、精神的健康状態が良いことが多くの研究で明らかにされています。 家族で買い物に出かける時、または外食する時、「あんたらでいっといで」と一人留守番をしていませんか?自分の部屋で一人、テレビを観ていませんか? 社会とのつながりを失うことが、フレイルの最初の入り口と言われています。家の中にいても、家族やパートナーとの時間を大切にしましょう。 また、ご近所や知り合いで、お家で一人閉じこもっている方はいませんか?そんな方に気づいた時、ぜひ声をかけてください。世間話でもかまいません。それも立派な社会参加です。 一人ぼっちにならないこと、しないことが大切です。 「居場所」「通いの場」町内会・老人会・趣味のサークルなど、家の外でいろんな人とふれあうことが大切です。 ウオーキングをするにしても、体操をするにしても、「個人」でするよりも「複数人」でワイワイガヤガヤする方が楽しくでき、またそれが習慣になります。地域にはたくさんの「居場所」「通いの場」があります。自分にあった場所を見つけましょう。 男性の社会参加![]() グラウンドゴルフに初挑戦 定年退職後の男性の社会参加が少ないことが注目されています。グラウンドゴルフやカラオケ、健康麻雀(吸わない、飲まない、賭けない)など、楽しんでみませんか? 医療生協でも「班会」や「サロン」を地域で行っています。ぜひご活用ください。 |