6月4日〜10日　歯と口の健康週間

年に一度は歯科の検診を

　「歯と口の健康週間」は6月4日〜10日です。今年の標語は「歯を見せて　笑える今を　未来にも」となっています。倉敷医療生協の玉島歯科診療所での取り組みを紹介します。

歯科の検診から見えてくること

　現在、日本の80歳の方に残存している歯の本数は平均12本です。それに対し、 スウェーデンでは平均20本、アメリカでは17本です。この違いはどこから生まれるのでしょうか？
　実は欧米諸国と日本では歯科定期検診の受診率に大きな 差があります。予防歯科が進んでいるスウェーデンでは、歯科定期検診の受診率は全国民の80％以上です。 また、他の欧米諸国でも70％ほどの受診率を保っています。これに対し、日本の受診率は10％未満となっています。

歯周病の予防は歯科で相談を

　歯周病は生活習慣病ですのでいったん治療が終了しても、ちょっとした油断で再発し、再治療が必要になってしまいます。そうならないように最も大切なことは、毎日のブラッシングと食生活（特にシュガーコントロール）です。
　ご自身ではきれいに磨けているつもりであっても、細かい部分や磨きにくい部分に意外と歯垢は残り、やがて硬い歯石となりブラッシングでは除去できなくなります。歯垢には細菌が含まれていますから、歯周病を引き起こす原因となります。
　定期的な歯科通院でメンテナンスを行えば、磨き残しのチェックや、歯ブラシの届かない歯周ポケットの中から細菌を除去することができます。問題が起こってから歯科医院を受診するのではなく、問題が起こらないように歯科医院を利用しましょう。もし虫歯や歯周病の再発がみられても 早期であれば、治療も少なくてすみます。 定期的に歯科医院でしっかりとしたメインテナンスを受けることにより、お口の健康を長く維持していきましょう。最近は悪性の歯周病菌の減少が期待される、新しいうがい薬なども出てきています。
　ちょっとしたことでも、歯科医師・歯科衛生士に遠慮なく相談ください。

名前

年に1回は健診を受けましょう【水島協同】

　水島協同病院は人間ドック学会に加盟しています。上腹部エコー検査などのオプション検査も多数あり、幅広い要望に対応しています。年に1回は、健診を受けましょう。

　お住まいの市町村から、健康診査の受診券が届いていませんか？倉敷市の場合、5月中に『けんしん受診券』が届きます。ご自身が受けられる健診とその料金が記載されていますので、ご確認の上、ご予約ください。
　2023年度腹部超音波検査制度管理調査で、最も高い評価区分「評価A」を得ています。
　腹部エコー検査では、脂肪肝やがんの早期発見など、精度の高い検査結果につながっています。乳腺エコーも、乳房超音波技術資格Aのスタッフが、対応しています。
　おすすめの検査など、相談もお受けしていますので、お気軽にお問い合わせください。
　今年も健診を受けて、元気に過ごしませんか。

（地域保健課主任　渕崎朋美）

「昇り藤」に笑顔満開

連島東支部ウオーク

　連島東支部では、5月13日にウオーク企画で広島県「せらふじ園」へ。
　見頃は過ぎていましたが、昇り藤のルピナスは、天に向けて華やかに咲き誇っていました。

（健康事業部　井上睦美）

紙ごみは資源ごみに

大高支部で環境チャレンジ

　大高支部運営委員会では、紙ごみを分別、資源ごみに出すという環境チャレンジ目標を立てました。
　新しい紙を作るために、アマゾンの熱帯雨林や東南アジアで多くの木々が伐採されている映像を見ると、気候変動も当たり前のことに思えます。
　新しい紙を生産するほうが、費用がかからないことにも問題がありますが、紙類は徹底して再利用が、自然環境を守ることに役に立つと思います。
　江戸時代は、古紙の回収を生業にしていた人もいました。
　身近にできる紙類の再利用は、今後もっと広げていきたいです。　まずは、1か月がんばります。

（大高支部　黒岡顕夫）

ヘルスチャレンジ始まるよ！

　おそろいのTシャツに笑顔がまぶしい子どもたち。
　毎年あたらしいお友達と「ヘルスチャレンジ」に参加する両川尻子ども会（倉敷市玉島）の皆さんです。今日は新入会員を迎えるパーティーにあわせて、「ヘルスチャレンジ」の参加宣言日になりました。
　「朝ご飯を食べよう」、「早寝早起きをしよう」、「ゲームをする時間を決めよう」などと、元気な声で子どもたちでもできる目標が聞こえてきます。
　子どもたちの元気をもらって、健康づくり習慣のきっかけとして、30日間のチャレンジをしてみませんか。

（取材　河原　素）

研修医日記

感謝を忘れず成長を

　医師として働きはじめて1か月が過ぎました。　国家試験に合格し、これから活躍するぞと意気込んで4月を迎えましたが、実際の医療現場で求められることは、チームでのコミュニケーションや、カルテ記入、投薬、検査を段取りよく行うことであり、自分が学生時代に学んでいた医学的知識は、医師として必要な能力の一部分でしかないことを痛感させられました。
　現在は指導医の先生のもとで、入院患者さんを受け持っています。先生の後ろをついて回っていただけの学生時代と違い、自分で考え、動いて、治療することの責任や難しさを日々かみしめています。
　わからないことだらけで不安もありますが、病気が良くなっていく患者さんを見ると、やはりやりがいがあり、医療人としての道を選んでよかったと思わせてくれます。
　研修医の診察にも嫌な顔をせずに応じてくれる患者さん、そして指導医の先生やスタッフの方々のサポートのおかげで、有意義な研修ができていると思っています。
　感謝の気持ちを忘れず、成長して恩返しができるよう日々精進していきます。

（水島協同病院　昆　尭明）

きらり！この班

班会が習慣に

大高支部　まちかどカフェ班

　太極拳で身体をほぐし、昔懐かしい歌をうたって、輪投げを楽しんでいます。太極拳のポーズは難しいですが、身体がほぐれて気持ちいいです。班会へ出ていくのが習慣になっているので、身体が元気でいきいきしています。　

（西山信郎）

かんたんクッキング

（管理栄養士 かきうちはるな）

	カリカリチーズとオクラのねばりけが合う◎ オクラのチーズ焼き 1人分食塩相当量 0.2g 調理時間 10分
（材料：2人分） ◦オクラ      1パック ◦粉チーズ     大さじ2 ◦ブラックペッパー お好みで
【作り方】 �@オクラはがくを除いて塩小さじ2（分量外）で板ずりをし、さっと洗って水けをふいて、縦半分に切る。 �A耐熱皿に�@を並べて粉チーズとブラックペッパーをふりかけ、オーブントースター（1000w）で10分ほど焼いたらできあがり。