WEB版医療生協

倉敷医療生協WEB機関紙

「2024年7月号」(NO.0665)
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憲法を知ろう学ぼう 木村草太教授憲法学習会に250人超

憲法を身近に感じられた

 倉敷医療生協は憲法学習会を5月18日、東京都立大学法学部の木村草太教授を招いて倉敷市内で開催。会場に250人以上が詰めかける盛況ぶりでした。

憲法の歴史や構造を解説する木村教授=5/18

 木村教授は「今こそ! 今だからこそ 日本国憲法を知ろう 学ぼう」と題して笑いも誘いながら講演しました。
 「私たちは失敗しやすい。トイレの張り紙は、禁止行為。つまりやった人がいるからですね」と、国家権力の三大失敗@戦争A人権侵害B独裁に「張り紙」したのが憲法だと前置きし、憲法の歴史や構造などをていねいに解説しました。
 学習会は、倉敷医療生協の「組合理念」に基づいて、平和を守るための諸活動の一環です。各支部を中心に、9条改悪反対や核兵器廃絶の署名をはじめ、戦争体験を聞く会の開催、平和の鐘つきなど、さまざまな活動に取り組んだパネル展もありました。講師には、各種メディアや講演会、また先の参議院法務委員会・共同親権法案審議で参考人として活躍中の、木村教授をお招きしました。
 木村教授は「憲法9条の力」について、会場からの質問に答え、「条文はただの紙、文章に過ぎないが、背後に歴史とか思いとかがある。大空襲、若くして亡くなった多くの兵士、ヒロシマ、ナガサキ。中国や太平洋地域の方々の苦痛。思い出し、問い続けることなのかな」と呼びかけました。
 多くの感想文が寄せられました。
「憲法9条の侵略の戒めから、普遍原理の先取りという考えが印象的だった」「とても感動的でした」「すばらしい学習会」「憲法9条とゴジラの話も面白かったです」「木村先生の話分かりやすい!! 著書も再度読んでみよう!」「戦前という言葉を感じるこの頃ですが、今日少し明るい気持ちになりました」「本当におもしろく理解できました」「今まで憲法学習会はむつかしいという印象がありましたが、初めて笑いながらの学習会でした。憲法が身近に感じられ、貴重な学習会でした。あっという間の1時間半でした」

日本国憲法第九条の碑

玉島協同病院内に建立

「日本国憲法第九条の碑」の完成を喜ぶ参加者=6/2・玉島協同病院

さくらんぼ助産院

赤ちゃんの疾患を早期に発見

写真説明文

 さくらんぼ助産院では、新生児に先天性疾患がないかを調べる検査を行っています。この検査は25疾患を対象に公費で受けられますが、6月より新たに3つの疾患(脊髄性筋萎縮症、重症複合免疫不全症、B細胞欠損症)の検査が、希望者は自費で受けられることになりました。
 早期発見して、適切な対応・治療を開始できます。
さくらんぼ助産院 TEL086-448-1103

(さくらんぼ助産院所長 柏山美佐子)

西日本豪雨災害を忘れない

発災から6年目を迎えて

真備の豪雨災害から6年 全国の被災地に支援の心をつなぐ

真備歯科診療所
ガーベラハウスで献花式

 西日本豪雨災害から7月で6年が経ちます。堤防工事や住宅再建はほぼ終わりましたが、人口は1割減ったまま、水害の原因でもあるダムの異常放流や小田川河川敷のジャングル化、行政の避難勧告の遅れなど、原因究明はおざなりにされたままで、災害を記録し教訓を残す取り組みに行政は後ろ向きのままです。
 今なお全国あちこちで災害が続いています。真備での経験をもとに、被災地に支援の心をつないでいく時です。被災者支援センター(通称ガーベラハウス)では毎年献花式や畑でできた野菜の収穫祭、餅つきなどの交流行事、医療生協の健康チェック、歌声などを行い、今年は能登半島地震支援活動もカンパや米、水、下着などの支援物資、ガーベラハウス隊によるボランティア派遣など継続的に行っています。
 能登半島支援で現地に行き被災者の方とお話すると、真備の被災者と共通するのは、「自分の家族も含め近所、知り合いが今まで通りに安心して住み続けることができるのか」ということです。
 真備の被災から6年経っても、住宅再建で老後資金を使い果たした、人口特に子育て世帯の減少、地域のコミュニティの弱体化による防災などの対応力の低下など、新たな課題がでてきています。
 大事なのは人と人とのつながりで希望が持てることです。皆さんとも協力して支援の心をつないでいきたいと思っています。

(真備歯科診療所事務 小坂勝己)


玉島協同病院

 西日本豪雨災害から6年が経過します。当時私たちは地域に開設された避難所に訪問し、被災された方々の声を聴き、その時できるサポートを続けてきました。
 災害はいつどこで発生するかわかりません。そのため、日頃の備えが重要になります。当院では当初災害発生時の透析医療の継続は困難と考えていましたが、昨年3月に倉敷市より発表された「高潮ハザードマップ」によると、周辺の透析施設に被害が及ぶ可能性が示されました。これを受け、透析に必要となる機械を現状の非常用発電で賄いきれるのか、再度試算し、運用可能と判断しました。
 このように定期的なBCP(災害対策)の見直しを行い、いざというときに地域に役立つ医療機関であるための努力を継続しています。

(玉島協同病院 事務長 青木弘人)


水島協同病院

水島の避難所巡回
避難所をもっと安全・安心の場に

避難所を巡回する水島協同病院の医療支援チーム

 6年前の西日本豪雨災害時、水島には7か所の避難所が開設されました。
 水島協同病院は、ただちに支援のための避難所巡回を開始、避難生活で体調を崩す方の援助、薬が手元にない方の薬の手配など、2か月援助を続けました。
 それにしても、能登震災の記事で見た避難所が水島のそれと酷似していることには驚かされました。体育館での雑魚寝、プライバシーのない空間、偏った食事、清潔が確保できない環境。
 能登ではこうした環境下でノロやコロナが蔓延したと聞きます。被災者が身を寄せる避難所は、もっと安全で安心できる場所であるべきと考えます。

(水島協同病院 前院長 里見和彦)

きらり!この班

笑顔で会える楽しみをに

いつも体とお口の体操でスッキリ
すずらん班(南浦支部)

瀬戸内海に面した玉島黒崎の岩谷地区。約70戸の地区に唯一の班。毎週木曜日に集まって体操をすることが生活習慣になって、楽しく活動を続けています。

(班長 若狭 衣江)

百寿おめでとう!いつまでもお元気で

 「水島給食サービス」利用者で2人の方が、5月に100歳を迎えられました。
 毎週お弁当を楽しみにしてくださっています。これからも元気で長生きしてください。

(給食サービス スタッフ一同)

毎週のお弁当が楽しみの中塚公子さん お祝いの花束を持ち喜ぶ川上文子さん

研修医日記

お口の健康に貢献したい

研修医<br />久保愛美 歯の模型を使って治療研修中

 臨床研修が始まり、3か月が経過しました。慣れないながらも充実した日々を送っています。
 私たち研修医は、まず座学、模型研修、そして研修医同士の相互研修とプロセスを踏んで診療に臨んでいます。
 現在はレントゲン撮影から始まり、ブラッシング指導、お口の型取り、局所麻酔、虫歯治療、抜歯など、できる治療をだんだん増やしています。
 日々、指導医の先生やスタッフの方々のフィードバックや忌憚のない意見で、課題に気づきながら、成長できていると実感しています。
 今後も熱心な指導と充実した環境の中で、妥協せずに満足いく治療ができるよう、精一杯励んでいく所存です。
 先日は班会に参加しました。診療所外で組合員さんにお会いする初めての機会でしたが、みなさんが優しく声をかけてくださり、一緒に百歳体操やお口を使ったゲームなど、楽しい時間を過ごしました。つどいの場をとてもいきいきと楽しんでおり、班会活動は身体的な健康だけではなく、社会的な健康につながるのだと理解しました。
 診療はもちろん、班会などの参加を通して、地域のみなさんのお口の健康に貢献できる歯科医師になりたいと思います。

(水島歯科診療所 久保愛美)

かんたんクッキング

(管理栄養士 かきうちはるな)

かいわれの辛味がピリッときいたナムルです
トマトとじゃこのナムル 1人分食塩相当量 1.0g
調理時間 10分
(材料:2人分)
◦トマト     2個
◦かいわれ菜   1パック
◦ちりめんじゃこ ふたつまみ
★◦おろしにんにく 小さじ1/4
★◦ごま油     大さじ1
★◦しょうゆ    大さじ1/2
★◦砂糖      ひとつまみ
【作り方】
@トマトはヘタをとってくし形に切り、さらに斜め半分に切る。
Aかいわれ菜は根元を除いて半分の長さに切る。
Bボールに★を混ぜあわせ、@Aを加えてあえる。器に盛りつけて、ちりめんじゃこをのせたらできあがり。

組合員のひろば

投稿写真大募集

あなたのとっておきの1枚をお待ちしています。送り先はsoumu@kura-hcu.jpへ、採用の方にはQUOカードを進呈します。

日ごろの備え 
倉敷市中畝 大内田雅子
 最近、地震があって怖かったけど、子どもたちはそんなことはおかまいなしで、スヤスヤ寝ていました。すごいなーと思いました。
 日ごろの備えは大事だと本当に思いました。

何年ぶりかの応募 
倉敷市玉島 竹井弘子
 
何年ぶりかで応募ハガキを出します。桜の季節も終わりました。
 半年ほど前から通所リハビリに行っています。

子から孫へ 
倉敷市児島 田邉則子
 この3月で子育てが終了しました。次は孫か…。今から楽しみです。

骨密度まずまず 
倉敷市玉島 浅沼富貴子
 玉島のみなと朝市で、倉敷医療生協のテントへ。骨ウェーブ測定をしていただきました。
 私と主人と二女はB、三女はAでした。骨密度はまずまずで安心しました。

野球シーズン 
倉敷市真備町 平井友之
 野球シーズンがきました。未来の大谷さんになれるように、わが子を応援しにいきます。

世相笑々
はて?の問い
ジェンダーの不条理に
 ――戦前の寅子(朝ドラ「虎に翼」)
 ――戦後79年の女子

【ちょっと聞いて】

◆フキがおいしい

 フキがおいしい季節になってきました。
 じくはもちろん食べますが、葉っぱも一度さっと湯がいてアクを出したら、つくだ煮にできます。
 一度試してみてください。

(倉敷市徳芳 吉川真智子)

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